指揮者サンドゥ氏にインタビュー

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いよいよ　明日となりました！！
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ルーマニア人演奏家たちも一昨日無事に来日し、
連日のリハーサルが都内で行われています。

今回指揮者のCristian Sandu氏に事前にいくつか
質問を送っていました。若き情熱の貴公子と言われている彼、
いろいろ来日前にやり取りをし、今回の初来日を心待ちに。

来日直前にお返事が来たので（！）まずはこちらでご紹介します！！

ーーー　巨匠ネルロ・サンティからはどのような教えや影響を受けましたか。

ネルロ・サンティは、彼自身がトスカニーニ、セラフィン、

モリナーリ＝プラデッリやヴォットーのような偉大なアーティストから得たのと

全く同じ方法で、私に真のイタリアの伝統を継承してくれた指導者です。

彼は　私が黄金時代のオペラの経験と教えを学べた師匠です。

ーーー　どのようなきっかけで指揮者になられたのですか？

それにルーマニアならではのエッセンスがあれば教えてください。

私の家族は音楽家ではありませんでしたが、

余暇にいつも音楽を楽しんでいました。

両親のオペラのＬＰディスクを大きな情熱を感じ聴いていたのを覚えています。

そのため私はいつも音楽を通し自分自身を表現したいと感じ、

６歳の時からバイオリンも習い始めました。

そんな環境で子どもの時から２つの大きな夢、

オペラで歌うことと指揮をする夢が生まれました。

（ｃ）http://www.cristiansandu.com/en/home/

ｰｰｰ　今回の東京ニューシティー管弦楽団やサルバベルカント合唱団

との共演では何を期待されていますか？

広がっていくコラボレーション、

そして共演する全ての音楽家：オーケストラ・合唱団・歌手の個性が

しっかり繋がるコラボレーションが、今回の共演の成功と

イタリア音楽の革命にも貢献することを期待しています。

ただ一番はやはり観客に幸せを作ることです。

どんな共演でも、音楽を通し幸せを作り届けることが最も大切だと思っています

ーーー日本人はルーマニア人ほどオペラが身近でない文化にあると思うのですが

そんな日本でオペラの魅力が広まるにはどうしたら良いと思われますか？

文化・性別・宗教に関係なく、

私たちは皆、一緒に結びつき、つながれるコード（code）を持っています。

それは私たちが直感的、感情的に、音楽を含む

どんな種類の情報にも伝わる感情のコードです。

よって、私は日本人に、まずは音楽を楽しんで欲しいと思います。

音楽によって伝わるさまざまな感情を感じ、

音楽のそれぞれ全ての瞬間の感情の驚くべき広がりを発見し、

自分自身の内面の世界につながって欲しいのです。

あとは、歌（歌唱法）を学ぶこともお勧めします。

そうするとオペラをより近くに感じます。

ーｰｰソリストのお二人は、クリスティアンさんの元生徒とお聞きしました。

クルージュの音楽院でのその頃の思い出があれば、

今回　東京でお二人と共演されることへの想い・意気込みをぜひお聞かせください。

ソリストの2人は音楽院でも最高のソリストです。

本当に沢山の思い出があり、１つだけあげることは難しいです。

練習し、練習し、練習を重ね、音楽には本当にたくさんの労力と献身が必要です。

彼らは本当に勤勉に学び、大きな挑戦にも決して諦めない姿勢に

私は当時も感銘を受けていました。

彼らの歌声は、ルーマニアでオペラの歌唱法を学ぶ一番の場である、

名誉あるクルージュの音楽院を代表するものです。

オペラ界で偉大な彼らの歌声を又こうして指揮することは喜びで、

生徒と共演できることは本当に幸運だと思っています。

ーーー　初来日ということですが、

公演以外に楽しみにしていることはありますか？

滞在中リハーサルでいっぱいではありますが、

日本文化を感じられる歴史的な場所や文明を感じ、

そしてとても有名で魅力的な日本庭園の美しさや

伝統的な日本料理を楽しむことができたら、嬉しいです。

＋＋＋＋＋

実はインタビューを送ったのはかなり前で・・・
なかなかお返事はなく（他のやり取りはしていながら）
飛び立つ前日に、「後で送るよ！」と言われていたので
「無理せず、、出発前よく休んで下さいね」と言っていましたら
しっかり本当に丁寧な言葉で、指揮者らしく応えてくれました。

「あれで良かった？」と成田できいてくれたＳａｎｄｕ、

ありがとうございます！！遅ればせながら、皆さんにお伝えしますね。

公演直前なので、又　終わってからでも、、
振り返ってのエピソードも書けたらと　：）

トップ写真にいるのが、テノールのステファン Stefan

そしてソプラノの　Cristina・Mariaも

本当に素晴らしい、想像以上にフレンドリーな歌手。

プロの色々な面に、貴重な一面にアテンド中も触れることができました。

明日、ぜひ会場でお会いしましょう！！

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